これで安心!愛犬のスキンケア、間違いやすいポイントと正しい方法
ワンちゃんの肌は、私たち人間よりもずっと繊細でデリケート。だからこそ、飼い主さんは正しいケアを心がけることが大切です。でも、良かれと思ってやっている日常のケアが、実はワンちゃんの肌を傷つけていることも…。ここでは、飼い主さんがやりがちなNGケアと、愛犬の肌を守る正しいお手入れ方法をご紹介します。
飼い主さんがやりがちなNGケア
1.人間用のシャンプーやボディソープを使う
人間のシャンプーやボディソープって、結構刺激が強い成分が入ってるんですよね。硫酸塩系の界面活性剤とか、アルカリ性成分、防腐剤とか…。ワンちゃんの肌は人間の肌よりもずっと薄くてデリケートだから、こういう成分はNG。肌のバリア機能を壊して、乾燥やかゆみ、アレルギーの原因になっちゃうんです。
2.洗いすぎ、シャンプーのしすぎ
「うちの子、ちょっと臭うから」って、毎日シャンプーするのはNG。ワンちゃんに必要な皮脂まで洗い流しちゃって、肌のバリア機能が低下。乾燥やかゆみ、肌荒れの原因になります。韓国の研究では、2日に1回シャンプーすると皮膚のタンパク質が減っちゃうって結果も出てるんですよ。理想は、5~8日に1回(Yu et al., 2013)。最低でも週1回にしてあげましょう。
3.栄養バランスを考えない
ワンちゃんの肌の健康は、毎日の食事と密接に関係しています。オメガ3やオメガ6脂肪酸、ビタミンが不足すると、乾燥やかゆみ、アレルギーなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。愛犬の食事の内容もよく考えてあげてください。
ワンちゃんの肌を健やかに保つための正しいケア方法
1.ワンちゃん専用の優しいシャンプーを選んであげましょう
刺激の強い成分が入ったシャンプーはNG!硫酸塩系や防腐剤が入っていない、ワンちゃん専用の優しいシャンプーを選んであげましょう。ワンちゃんの肌は、人間の肌の1/3しかないデリケートなもの。だから、シンプルな成分で、余計なものが入っていないものがおすすめです。
2.洗いすぎはNG!ワンちゃんに合わせた入浴頻度で
ワンちゃんの種類や運動量、肌の状態に合わせて、適切な入浴頻度を見つけてあげましょう。目安としては、5~8日に1回くらいがおすすめです。もしシャンプー後に痒がるようなら、刺激の少ないアミノ酸系や、防腐剤無添加のシャンプーを試してみてください。
3.バランスの良い食事で、内側から肌を健康に
オメガ3やオメガ6脂肪酸、ビタミンなど、肌の健康に必要な栄養素をしっかり摂らせてあげましょう。バランスの取れた食事は、肌のバリア機能を高め、乾燥やかゆみを防ぎます。
4.肌の変化を見逃さないで!早めのケアが大切
赤み、フケ、異臭など、いつもと違う様子が見られたら、早めにケアしてあげましょう。悪化するようなら、獣医さんに相談してください。早めの対処で、深刻なトラブルを防ぐことができます。
正しいケアで、ワンちゃんの肌はもっと健やかに!ワンちゃんに合ったシャンプーを選び、適切な頻度で洗ってあげましょう。そして、バランスの取れた食事と、日々のスキンチェックで、愛犬が快適で健康な毎日を送れるようにサポートしてあげてください。
參考資料:
Yu, J. W., Shin, H. J., Bae, S., Choi, S., & Oh, T. H. (2013). Functional Assessment of Frequency of a Commercial Shampoo for Normal Canine Skin. Journal of veterinary clinics, 30(4), 283-287.